新しい制服に身を包み
胸したまである長い茶色がかった髪を
ふんわり巻く。
鏡の前に立つと
笑顔の練習。
…あたしから笑顔が消えた日。
今だに引きつっているこの顔に
笑顔が戻る日はくるのだろうか。
リビングにいるママに一番最初に見せたくて
ママの元へいった。
「ママー。どう?」
『あら、素敵ぢゃない!』
「あたし大丈夫かな…」
不安を打ち明けたあたしに
ママは優しく微笑んで
『大丈夫よ!みーんなジャガイモだと思いなさい!』って。
いつもママはあたしのまえで強くいてくれる。
きっとあたしが弱い証拠。
ごめんね。
ほんとは辛いのに。
ほんとは苦しいのに。
あたし変わるから。
強く決心したあたしは
「いってきます」
それだけいって
家をでた。
……春の匂いがする。
透き通った風を感じながら
大きく息を吸った。
オレンジ色の光を浴びながら
最初の一歩を踏み出した。
あたしの再スタート。
