そして話し終えて、バスのなかを見渡した。

すると皆疲れていたのか、寝ている人が殆ど。
自分たちを入れて4、5人ぐらいしか起きていなかった。

その事に余計に心臓がバックバク!
何話せばいい訳…?


そんなことを思っているうちに、そろそろ学校に着く頃。

すると、亘野に話しかけられた。
「あ、七瀬?  あの…緑の屋根の家、俺ん家だから。」

「へ?! あ、うん… そ、なんだー 教えてくれてありがと。」

「いや、別に…? それだけ。」

そういうと、亘野は私と逆の方向を向いた。