タイキは真剣な表情になった


「まだ君は妖怪の仲間じゃない」

「良かったぁ…」

「良くないよ、君は今半妖なんだよ?」

「え?」

どういう事?
帰れないの?
しかも「まだ」って…

タイキが続けた

「半妖ってことは、妖怪にも人間にもなじめないまま一生過ごすって事だよ」

「それって…」

「そう、どちらからも拒まれる…」


「それじゃあどうすれば!!」
お母さん!
お父さん!


「君には一旦妖怪になってもらう」