「「えええええええ!!!!!」」


あたし達は素直にビックリした
サヤカは床にお尻をついてしまった

あたしは質問を続ける

「妖怪ってあの妖怪??」

「うん…」

「どんな形だった?」

 「ごめん、それは分かんない、影になってたから」
「でも緑の目をしてた…」

「緑の目…」

あたしは妖怪に詳しくない
緑の目をした妖怪なんているのだろうか


「それで、先輩はどうなったの?」

「吸い取られた…」

「吸い取られたぁあ!?」

サヤカが叫んだ
ハズキは目を見開きビックリした

「神隠しじゃなかったのかぁ…」

何を残念そうにしてるのか分からなかった
神隠しよりすごい事だ


「分かった、ありがとう」

「うん…、あと!」

まだあるのか

「ん?」

 「先輩も…その、妖怪を見てたって…」

「そっか…、うん、ありがとう、ハズキも気をつけてね」

「うん、それじゃあね…」

ハズキは屋上を出て行った