｢それより今日の放課後ラーメンでも食べに行くか？｣
｢えっマジで？行く行く！｣
これは行くっきゃないでしょっ！
庵ちゃんからあんま誘ってくることないしさっ。嬉しいんだけど。
｢お前ほんと子供みてーだな。あははっ｣
｢うっうるさいわね！でもなんで突然誘ってくれたの？｣
やっぱりここは気になるところだよね。
｢この前駅前のラーメン屋行きたいって言ってたし、今日俺暇だし？｣
｢おっ覚えててくれたんだ。ありがと…｣
ヤバい、超嬉しい…
こんな事で喜ぶなんてすごい単純だと思われるかもしれないけど、あたしにとっては覚えててくれただけで幸せなんだ。
｢はいはい。ってことで放課後な？｣
庵ちゃんはまた欠伸をしながら席についた。
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