どきっとした。 みちる……… みちる……… 私を呼ぶ満の声と空の声が似ていた。 空はまっすぐこっちをみた。 その目はどこか淋しそうで、満にみたいだった。 「みつる…………?」 「えっ…」 目の前にいるのは空なのに… どうして満がいた時みたいにあったかいんだろう… 彼は満じゃないのに……… 「満?………えっ、な、なんで?!」 空が慌てている。 どうして?