「"あきべ" 満…ちゃん。」 空くんが少し低めの声でつぶやいた。 「え………………??」 「空き部屋の女生徒…だろ??」 空君はニヤリとしてこっちをむいた。 「どうして…」 「話はきいてるよ。君の噂は8組にも届いているから。」 「そ、そう…」 空君の目はなんだか怖かった。 心臓がどくんと一回高鳴った。