キーンコーンカーンコーン…


予鈴だ。


昔のことを考えている間に、30分も時間がたっていた。



時計の音が響く。




大丈夫、大丈夫

今日もなにもなく
一日が終わるはず。



10回だけ、時計の音を数えてから、私は教室に向かった。