差し出された可愛いティーカップ。 白地にピンクの縁取りがしてある、シンプルなデザインだ。 そこに注がれたコーヒーからは、いい香りをさせながら回転するように湯気がでている。 「すごい……」 「どうぞ。」 空くんが、ティーカップをこちらにおした。 「いただきます。」