6時ちょっと前に橋本くんとの行為は終わった。 橋本くんらしい、優しい抱き方だった。 私は嫌いではないけど、少し頼りない。 「ご、ごめんね…。みちるちゃん……。」 橋本くんはあたふたしながら、私の髪や服についた埃をはらった。 「謝るくらいなら、はじめから、しないで…?」 私が橋本くんを見つめると、橋本くんはまた謝りそうになり、慌てて口を押さえて、深呼吸をしたあとに言った。 「そ、それで……何点だった?」