座ってた机からかばんを持って
驚く女を尻目に
さっさと教室をでて


先を歩く白崎京真。


黙って着いてくわたし。



着いた先は、適当に空いてた音楽室。



白崎京真が開けた扉を閉めると、
静かになる音楽室。



さっきまでと同じように
机に腰かける白崎京真。

扉の近くに立ち尽くすわたし。


「…。」

「…。」


黙る二人。



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