「ダメに決まってんだろ!左手使えなきゃ、満足に風呂も入れないじゃん」 「入れるもん」 明の言葉に反抗する様に、ギュッと膝を抱えたまま小さく答える。 「さっき風呂場でドッタンバッタンって騒音立ててた人は誰ですかね~?」 明の意地悪そうな問い掛けに、完全無視を決め込む。