「髪乾いたら、リハビリやろうね。ノラ……サボってるでしょ」 パタンとパソコンを閉じた蓮が、病院で貰って来たリハビリの紙をピラピラと振って笑った。 ……リハビリ。 蓮の言葉に膝を抱えたまま、微かに痛む左腕を握った。 「……いいよ。リハビリなんて意味ないし」 小さく呟き、蓮から視線を逸らす。