「僕って今、結構幸せかも」

その僕の呟きに、二人は目を丸くすると、それからクスリと笑った。

「……俺も」

「……私も」

そんな二人の声が重なる様に響き、それにニッコリと眩しい笑みを返すと、そっと窓から空を見上げる。

するとそこにはまるで今の僕等の心を映すかの様な、眩しい太陽が……燦々と光っているのが見えた。