「僕……ノラが好きみたい」 その僕の突然の呟きに、ブハァッと明が勢いよく味噌汁を吹き出した。 「……はぁ!?」 驚いた様な二人の声が重なり、二人は熱でもあるのかと言いたげに眉を顰めたまま、僕の様子を窺っている。 「ノラの事が好きだって言ったの」 そう言って明の吹き出した味噌汁だらけのおかずを眺めたまま、困った様に笑って肩を竦めて見せる。 「な、な、な、な……」 明はそう声を詰まらせると、それからゴクリと息を呑み、ドンとテーブルを叩く。