「……なんか……眠い」 その突然のノラの呟きに、蓮と顔を見合わせ……笑った。 「じゃ、寝ようか。僕もお腹いっぱいで眠い」 そう言って蓮は部屋の電気を消すと、またさっきと同じ様にノラの横に寝転ぶ。 ……でもさっきよりも、ノラの近くへ。 意識的になのか、無意識になのかは俺には分からなかったが、その蓮の行動にクスリと吐息を洩らした。