「私も、もう無理」 そう言ってノラはフラフラと椅子から立ち上がると、そのまま俺の隣に倒れ込んだ。 するとトコトコとシロが近寄ってきたかと思えば、俺とノラとの間にゴロンと寝転ぶ。 そんなシロの頭をそっと撫でると、シロはゴロゴロと喉を鳴らして、気持ちよさそうに目を細めた。 そんな俺達の後ろで蓮は片付けを始めている。