……俺は自分が許せない。 自分は何も知らない、自分は何も悪くない。 そう自分に偽って、全てを、何かの、誰かのせいにしている。 そんな自分が惨めで憎くて大っ嫌いで……消してしまいたい。 そんな事を考えながらボロボロと涙を流していると、不意に俺の頬に何かが触れた。