『……どうすれば……いいんだよ。……教えてよ……蓮』 擦れ、震え、今にも消えてしまいそうな声でそう呟くと、力無く崩れ落ちる様に、フローリングの床に膝をついた。 縋るかの様に蓮の服の裾を握り締めたまま、肩を震わせて泣き続ける。 その姿はまるで神に赦しを請う姿にも似ていて、その中で俺は自分の愚かしさを知る。