……僕にそんな事を言う権利なんかないって分かってる。

ただ願うなら……どうか……いい夢を。

心の中で小さく呟き、そっと目を閉じる。

それは、震えて眠る可哀想な少女へ。

それから……愛しい僕の『弟』へ。