「……神様って本当にいるのかな」 その問い掛けに明は答えず、静かに僕を見つめていた。 神様が本当にいるのなら……きっと彼女は、僕の『罪』を裁く為に現れた。 ……僕の許されない『罪』を。 「……翼を失くした天使様……か」 その僕の小さな呟きに明が悲しそうに視線を逸らす。