「あ……起きた」 それと同時にすぐ横から誰かの声が聞こえる。 急に眩しい日差しを感じ、目を細めたまま声の主を確かめる。 そこには……裸の男。 薄い茶色の髪に耳に付いている沢山のピアス。 適度に筋肉の付いたバランスのいい体。 それに……まるで作りモノみたいに綺麗に整った顔。 その男が裸のまま、薄笑いを浮かべて私を見ている。