「……服、脱がせて。そのままじゃ風邪引いちゃうよ」 沸々と沸き上がる醜い心を隠す様に、精一杯の笑みを浮かべる。 「……えっ?」 困惑する明を無視して暖房をかけ、ベッドから布団を引きずり床に広げると、その上に彼女を寝かす。