△~triangle~


『……もう……こんな時間だ』

彼のその呟きと共にそっと空を見上げると、そこには静かな夜が迫って来ていた。

『もう行かなくちゃ』

彼はそう言って少し寂しそうに笑うと、真っ直ぐに私を見つめる。

『次はいつ会える?』

その私の問いに彼は微かに眉を顰めると、それからそっと首を横に振った。