「……昨日駅前の広場で、凄い雨の中ずぶ濡れのお前を見つけたんだ。傘も差さないでボーっとベンチに座ってるし、声掛けても反応しないし……それで俺が拾ってきた」 そう言って茶髪の男が自慢げに笑った。 「部屋に着いてもなんも喋んないし、体が冷えてたから風呂に入れようとしても動かないし……仕方ないから布団広げて皆でここで寝たんだよ。男二人と猫二匹で一生懸命暖めたって事」 茶髪の男はそう言うと、ポンポンと私の頭を叩いた。