あれから一週間が経った。 特に変わったことはないし、玲衣からの知らせもない。 ただ、私は毎日見てるだけの恋。 正直なことを言えば話し掛けてみたいけど、恋愛初心者な私にはそんな勇気はない。 私は一人教室の席に座り、外をボーっと眺めていた。 私の曇った心とは違って、今日の空は雲一つない晴れ。