「じゃあ…作ってくるね」 そう言って私が立ち上がると、皇ちゃんも一緒に立ち上がった。 ……と同時に皇ちゃんは私の腕を引っ張って行く。 向かってる先はキッチンなんだけど………… 正直、ちょっと痛い、かも…… 「こ、うちゃんっ……」 「…………」 いつもの皇ちゃんじゃ、ない…… 何だか怖い… 「手がっ…痛い」 私…皇ちゃんを怒らせてしまったの……?