「……はぁ…」

「実、どうしたんだよ?
ため息なんかついてぇ♪
珍しいなぁ~」

ニヤニヤしながら

親友の正樹が誰か知らない

前の席へと座る

「もしかして…
これかなぁ?」

そう言って、小指をたてて

にぃっこり微笑む正樹