先輩と私。


「ねえ、たつ?」

「なに?」

「これからも私を守って。」

「でも俺、上手く守れないし
また傷つけちゃうかもしれない。」

「そのときはこうやって仲直りして
優しく抱きしめて、キスして?」

「わかった。」


これからもずっと一緒。


教室に戻るとゆりあと健が駆け寄ってきた。

『おめでと!』

二人で声をそろえて言ってくれた。

でもなんで健が?

「実はな、たつ先輩の相談乗ってたの!」

そうだったんだ。

「あと大発表があります。」

急に改まって言う健。