やだ。

手放したくない。

中原優奈になんか負けない!

正々堂々勝負してやるよ

「やだ。
私、たつを手放したくない。」

「そうだよ、その意気だよ。
が ん ば れ 。」

私の頭をぽんぽんとなでたゆりあは

いってこいといい私の背中を押した。

「いってきます。」

私はたつの教室にむかった。