だから私は大好きで。 幼なじみとか、友達とかじゃなくて…… 異性として好き。 でも、ふわふわな髪、雰囲気とは裏腹に切れ長の目、一見クールとも言える性格。 それもあって、ミケはとにかくモテる。 しかも拒まないから常に彼女がいる。 ……今は、いないみたいだけど。 というよりも、昨日別れたみたい、のが正しい。 教室のドアを開けて、自分の机に向かう。 ……あれ。 「えっと、村瀬くん?」 隣の席の村瀬くん。 優しい感じで頭も良い、好青年。 もう誰もいないのに、まだ席に座ってる。