「遊馬」 驚くくらい、自然に。 ミケ、と呼ぶよりも、名前で呼びたくなった。 「……美依、大好き」 上から見る遊馬の顔は少し赤い。 「私も、大好き」 言うと、遊馬が起き上がる。 目と目を合わせて微笑んで。 そのまま、優しくキスをした。