きっと、「ずっと前から好きだった私」への謝罪。
でも今、何より幸せだから。
私が微笑むと、ミケはホッとしたような笑みを浮かべて、フェンスにもたれて座る。
私もそれに続いた。
穏やかな時間が流れていく。
……村瀬くんに、謝らないといけないな。
ぼんやりと考えていると、ミケが動いた気配がした。
「……!」
そのまま、ぽす、と膝に頭を乗せて……
これ、ひざ枕だよね。
恥ずかしい、けど……
照れ臭さと一緒に愛しさが襲ってくる。
そのままふわふわとした髪を撫でてみる。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…