課のみんなとも少しずつだけど、仲良くなれてきたみたい…

「みさきちゃんの作る資料は分かりやすくて、
クライアントからも好評だよ」

「はじめはなんでって思っていたけど、実力で入ってきたんだね…」

「結構、いやな噂とかあってでしょ…愛人とか…」

「でも、よく我慢していたね。全部違うんでしょ…」

なん…みんなから声をかけられた…

『そういう噂を否定しても、みなさんからに信頼してもらえないし…
だったら、きちんと仕事をして頑張っている姿を見てもらおうと思って。
私なりに、頑張りました…その結果…「好評だよ」なんて言われたらうれしいです。みなさんとも仲良くして、良い仕事したいですから…』


「みさきちゃんって天然なのかと思っていたら、意外としっかりしてるのね…こんなに若いのに…」

『うぅー・・・』

「本当に、面白い人だね…」


なんだか、今回は今まで以上にうれしい。
こんな気持ちにさせてくれた 仕事…そのためにいろいろと考えてくれた俊哉…そして家族・友人に感謝!!


楽しい時間ってあっという間に過ぎていくね…

「では、この辺でお開きにしますよ…忘れ物ないように」

『楽しかったです。また、来週からもよろしくお願いします。』

あいさつを終えて、帰る支度…

 …俊哉に電話をしてお迎えを頼んだ…


「美咲ちゃん。帰りは?」

『迎えに来てもらいますので、大丈夫です。課長もありがとうございます』

「いいって…いろいろ世話になっていますから・・・・」

『では…お疲れさまでした…』


これで、俊哉の車にのって帰るはずだった…