私は、マンションに帰ってきていた・・・


私がマンションに帰り落ち着くまでは、一之瀬の実家で子供に面倒を見てくれる事となった。

二人で話やすいようにとの両親からの配慮だった…


俊哉は、あれから、謝ってばかりだった…

私は忘れることはできないけど、忘れたいと思っていた・・・


『俊哉…もう謝らないで。こっち向いて…  パン
 これでおしまい』

私は俊哉の頬を平手打ちしていた・・・

俊哉はびっくりした顔をしていた。
私がたたくなんて想像もしていなかったからだろう。
でも、叩かれた、俊哉はすっきりした顔をしていた。
私の大好きな俊哉の顔だ!!

「みさき。ありがとう。もう、これからはこのことに関して謝らない。
 美咲をいっぱい愛したいから…」


俊哉に抱きしめられていた・・・

どちらかともなく唇を合わせ、だんだん深いものに変っていった。

そして、唇をあわせたまま、寝室へ向かった…


「二人は一緒に甘い世界へといった…


俊哉は京都の一件が分かってから、私を抱くことはなくなっていたから、

彼に抱かれるのは一年ぶりくらいになる…


私は、俊哉からの愛情に体も心も満たされた。

俊哉が私のものに…私だけのものに…  ”独占欲”を感じていた。


俊哉は私をずっと抱きしめていてくれた…もう離れることがないように…


そして、俊哉はこの日何度も何度も私を求めてきた…

そして、二人は甘い世界へと何度もいった…