しみる恋。


「かき氷……」

「メロン味か、ゴージャスだな……」

「おまえら、同情くらいしろっ。なぜにこんなものが、飛んでくるんだ!」

「海の家にようこそ」


にこやかな笑みとは裏腹に、眉間にしわを寄せてたっている沙穂がいた。


「その氷はサービスですので」