「なに、泣いてんだよ。おめー」 仕方なくレジ袋を拾って、とぼとぼと浜辺を歩いていると、友人たちがわらわらとやってきて言った。 「向こうの浜辺で一緒にいたの、だれ、あれ。超、イケてるじゃん」 「おめーがなあ……」