「女を待たせるなんて、いい度胸ね」


彼女はかわいく睨んでる。

でもそのかわいさが、昨夜の様子とはちぐはぐで――。


「え……あ、はい?」

「はいじゃないわよ。はいじゃ。陽が昇っちゃったじゃないの!」