日本だけではなくアジア全般でも一般的な食事であり、中国では(粥、ジョウ)の他、米のものを大米粥(ダーミージョウ)、稀飯(シーファン)などと呼び、中国では日本の粥より米が原型を残していない場合が多いようです。


そしてアジアだけでなく、ヨーロッパやアフリカにも粥があり、フランスのブルターニュ地方では古くからそば粥が庶民の常食とされていたそうです。中欧や北欧では量の多い食事を昼に摂ると、夕食は粥で軽く済ませることも少なくないそうです。


ドイツでは、オートミール、ソバ、米、セモリナなどの粥を『穀物のスープ』と呼び、バター、砂糖、シナモン、レーズン、果物のコンポート、ナッツなどん加えて食べるようです。ロシアにはカーシャという粥があるそうです。


他には砂糖を使って甘く作る牛乳粥は南、西アジア、中近東、ヨーロッパ、北アフリカにかけての広い地域で見られ、例えばスペイン語圏の各国では、『アロス・コン・レチェ』として子供が喜ぶおやつとしてよく食べられており、水分を少なくすればプディング、多くすればスープに近くなるそうです。


日本でも変わり種といえば、茶粥でしょうか? 山口県などで常食されているようです。


話は長くなりましたが、三木いわく、「調理方法も含め、国によって材料も違うので色々と調べてみると面白いかと思われます」だそうです。


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