「毛布・・・・
これ、あんたのじゃない???」
「知らない」
「えっ??
そーなんだ
だよなぁ~・・・・
生徒会長さんがそんなことするわけ
ないもんなァ~・・・・」
チラッと生徒会長の方を見た
・・・・・・・・
怖い・・・・・・
真っ黒な髪とは反対に
とても綺麗な真っ茶色の目で
私を文字通りギロリとにらんでいた
「君、僕にそんなこと言って
良いとでも思っていたかい???」
「・・・・・・・・
思って・・・・・・・・
いませんでした・・・・」
「ですね
方向音痴の君が
僕を上から言える訳がない」
・・・・・・・・・・・・・
だから
方向音痴って何???
食えるの
飲めるの
噛みちぎれるの
「オイ
何間抜けずらしてんだ
どうせ方向音痴って何?
とか考えいるんだろ・・・・」
「なッ・・・・・・・・」

