「え?」 すると、いつものように 笑顔になった。 「あほだなぁ。漢字だよ。おまえの名前」 そういって ウインクされた。 ……っ。 不覚にも 心臓が苦しいのは あたしの彼に対する 拒否反応なんだろうか。 あたしはまな板の前の 切れかけの野菜に 目を移しながら颯爽と答える。 「あしたの明日に中華の華で明日華」 大きな声で。 一度ですむように。