「許してほしければ…」


「ほしければ?」

悪魔のようにニヤリと笑う聡

「俺にー…」

「俺に?」

甘い目をしてみてくる


「キスして?」

「きっきっキスぅー?」

いやいやファーストだってまだ←

もちろんバッ、バージンで

「早く、結愛ちゃん」

嫌だ


「ダメですよ(笑)ははは。」

「ふーん」

あからさま怖い黒オーラが、


「じゃあ、結愛のお父さんが
取引失敗しちゃうね?」

はっはい?

「路頭に迷う高橋家かぁ」


ダメよ!んなのダメ!


「わっわかったから」

にんまり笑う聡


「早く、」

私の腕を引く聡くんに少し


ほんの少しだけ胸がきゅんと


「目っ、目閉じて」