「お前、部活動をやってもよかったのにな。もったいない」 じゃあ、もったいなくなかったなら、やらなくてもよかったのだろうか。 ひとに与えられる才能とよばれるものは、努力だけでは埋めようのないほど差別的なものだ でも、そのことに目をつぶらなければ、ほとんどの部活動などはひとが集まらないだろう。 才能だけでひとは動くわけじゃない。 才能があることと、その才能に即した選択をすることとは、すれ違うことだってあるはずだ。