「分かった。美憂、

お前しばらくここに住め」

新があたしの頭を撫でながら

優しくそう言った。

「………うん」

新の手は暖かい。

そしてなんだか……落ち着く。

今日、あたしは

自分の居場所を見つけた。

そしてこの日の夜は、

新の腕の中で寝た。