星頼み




「ぢゃぁ、兄ちゃん学校行ってくるから大人しく寝てろよ?」
「...うん。」
「行ってくるな。」
「...いってらっしゃい...。」

  ばたん



いくら住み慣れてても静かな家に1人っきりだなんて、なんか心細いな...。

私のお父さんとお母さんは旅行好きでなかなか家にいない。             

家にいなくても2人のことは大好きなんだ。

お父さんは、私と蒼兄ちゃんに持ちきれないくらいのお土産を買ってきてくれるんだ。

帰ってきてからもずーっと話聞いてくれるし寂しくはない。

それに、お母さんたちが旅行に行っている間でも蒼兄ちゃんと私の2人だけだけど、家事は2人で交互にやってるし、困る事は全然ない。

むしろ楽しいんだ。

蒼兄ちゃんとはなんでも話せるし、お互いに隠し事はしないようにしている。

2人だけでも家の中はいつでも明るい。

なのに...。

今は1人きりだからいつもよりも家の中が広く感じる。

寒いし、怖いし、だるい。

「あー、頭痛い。」

なんか頭ぼーっとしてきたし。

「やば...。ねむ...。」

そうつぶやいた瞬間私は深い眠りについた...。