そんなことになったら、これからの中学校生活最悪だよ...!!!

「いいから、寝てろって。」
「やだー、学校行くー!」
「子供みたいなこと言ってんなって。熱あるんだからゆっくり休めよ。」

蒼兄ちゃんがいいたいことはわかるけど、私にとって今日はものすごく大切な日なの!!

「ねぇ、お願い。今日だけは本当行かせてほしいの。」
「気持ちはわかるけど、そんな熱っぽい顔で行っても早退させられるだけだよ。」

うぅ...。確かにそうかもしれない...。

「でも...!!」
「いいから。今日はしっかり休んで明日行けばいいぢゃん?」

今日ぢゃないともう出遅れるんだってばぁ!!!

「だから...な?」

いくら抵抗したって、最終的には蒼兄ちゃんの言う事聞かなきゃいけないんだから...。

「...うん...。」
「いい子だ。」

あーあ...。

結局出遅れちゃうんだ...。

「まぁどっちにしろ、今日は行かせる気なかったけどな」

え...?

「どういうこと??」
「さっきさ、亜樹ちゃんから電話きたんだけどね。『今日はすごい熱あるから休ませるね』って言っちゃったんだよね。」

なにぃ~?!

「蒼兄ちゃんヒドイ!!!」

もともと行かせる気なかったなんて...!!!