「別に仕切ってねーし。」
そこにいたのは、少し生意気そうな男子だった。
誰だろうこの人...。
楓、頭痛そうだなぁ...。
「いったいわね、何すんのよ速水!?」
え、この人が速水?!
この怖そうな人が?!
「『何すんのよ速水?!』ぢゃねーよ。誰が仕切ってんだよ、誰が。」
「え、速水でしょ。」
「俺は仕切ってなんかいねぇっ!!」
「仕切ってるって。」
「違うし...。つーか、誰だよその女。」
え、もしかして私のこと?!
その女とか...。確かに女子だけど、言い方ひどくない?
「その女とか言わないの!昨日休んでたけど、速水の隣の席の子だよ?!」
「あー、なんだコイツか。」
むっ
「こいつぢゃなくて、聖夜です。星風聖夜!ちゃんとした名前があるんですけど?!」
実はこう見えて、めちゃくちゃ負けず嫌いなんです。
売られた喧嘩は買うもんだ。と蒼兄ちゃんに教えられたもので。
「は?!何だよこいつ。」
うっざ。お前が何だよって話しなんですけど。

