革のバンドの色は以前受験のお守りとしてに貰った天然石のブレスレットと同じ色で、2つが馴染んで並んでいるのを見て少し和んだ。

ありがとうと言いながら顔を上げると。

「みた見も声も成長仕切った頃に知り合ったけどさ、本当に大人になったね。普通さ、かたっぽが受験であんまり会えないと寂しいとかあるでしょ?全くなかった訳じゃないけど、辛くなかったのは佑樹がそうさせないようにしてくれたから。」


佑樹がそんな時計が似合う男になったから。

なんでしょう。充電は忘れるくせに俺の落とし所は忘れない彼女が憎らしいくらい愛しいんです。