動きが止まった俺に時計を手にとり説明し始める。 「有名なブランドとかじゃないんだけど質がいいってお兄ちゃんが薦めてくれて、」 だからと嬉しそうに俺の左手をとる。 「スーツにGショック系はだーめ。」 と4年も前に高校受験用に買った古い時計を外し、ゆっくりとアナログのそれを俺に付けた。