自分が言った言葉にくすくす笑いながら自称お母さんは鞄からなにか取り出して、
「じゃあお母さん。ではなく彼女から、入学おめでとう。」
机の上に置いた。
声のトーンのギャップに驚いた俺は一瞬プレゼントを前に怯んでしまった。
「大学生だしね、ちょっといいもの身につけたらどうかなって思って。」
驚いたー?とまたくすくす笑いだしてる。
「開けるよ?」
「どーぞ。」
包装紙を剥がすと重厚な箱に金の刻印が施されている。
予想外の豪華さに思わず唾を飲んでしまった。
夏美を見ると顎を両手に乗せ楽しそうに待っている。
箱を開けると、時計が入っていた。
なんとなく予想はしたけど予想以上に高そうで大人っぽい時計を前にまたさらに緊張する。

